ざわざわ… 色々な人がいて凄く混んでる。 「人多いね~っ」 和泉は遊園地に入ると一言がそれだった。 「人混みは大丈夫ですか?」 「うん、大丈夫っ」 よかった、と絢斗は安心したように微笑んだ。 「何乗りたい?」 「んー…全部回りたいです!」 こうしてみるとやっぱり絢斗君は小学生で。 無邪気で幼い子供。 陽希よりかは大人っぽいけどね…。 「そうだねッ! じゃあパンフレット順に行こっか!」 私は次々と乗り物に乗り始めた。