スクールバッグを少し上に上げ… 「この中に入ってるから」 ユサユサと軽く振った。 「あ、そういう事ね」 納得した…。 あーよかった、めんどくせぇからな…。 「じゃ俺帰る。」 和泉以外の女といたくない。 特に今は… 「えーっもう帰るの? ちょっと一緒に遊ぼうよっ!」 そう言いながら絢斗の腕に絡み付いた。 …はぁ……? 「ちょっと戸川…離せよ…」 グイッと彩を離す絢斗。 「名前似てるんだしいいじゃーんっ!」 …別に名前関係なくね…… まじ意味わかんね。 つか離せ……