「はいっ絢斗君っ」
私は持ってきた“ぶどうジュース”を絢斗君に渡した。
「ありがとっ」
それだけ言うと絢斗君はコップに注ぎ始めた。
コポコポ……
よし、椅子に座るかっ!
私はまた椅子に座って料理を食べ始めた。
「和泉、これ美味しいねぇ…」
ニコニコしながら絢斗君は言う。
さっきと雰囲気違うなぁ……
グビッとまた口に入れる。
またビンを手に取りコップに注ぐ。
そんなに美味しいのかな…
「ねぇ絢斗君っ!
それ私にもちょっとちょうだいっ?」
私がそう言うと絢斗君は、ん!とビンを差し出してきた。