「俺、和泉さんが好きなんですよ。 和泉さんも俺が好きなんですよね?」 へ……? な、なんで知って…… 「たまたま前に和泉さんの部屋に入ったら机の上に紙ががあって… 絢斗君好き って書いてあったんですよ~」 げ…。 多分あれだ…… 絢斗君が泊まりに来てて… 来るまで机で絵描きしてて… 無自覚で書いたんだ…… 「だから俺達、両思いですよね?」 妖艶な笑みを見せながら絢斗君は立ち上がり私の目の前に来た。 「あ、絢斗君……?」