「麗那ちゃん… ごめんね…」 私は今すぐにでも泣きそうな麗那ちゃんを抱き締めた。 「っ……うっ…」 麗那は和泉が抱き締めると、和泉の背中に手を回して静かに泣き始めた。 「麗那ちゃんは可愛いんだから絢斗君以上にいい人が見つかるよ!」 ちょっとこの言い方絢斗君に失礼なんだけど…… 「……グスッ…陽希君のお姉さん… 私は殴った事は謝らないけど、絢斗を幸せにしてください。」 きっと… 麗那ちゃんはほんとに絢斗君が好きだったんだ… 根はとてもいい子だよ絢斗君………。