「何頼むー?」 私と菖は校舎を出て、校門の方へ向かっていた。 「そうだなぁー…私はチョコバナナクレープにする~っ」 菖がそう言った、 チョコバナナクレープかぁ…… 私はー……… 「…陽希君のお姉さん」 校門を通り過ぎようとした時に横から女の子の声が聞こえた。 今陽希君のお姉さんって…言ったよね……? 私はその言葉に反応し横を向いた。 そこにいたのは… 絢斗君の彼女………麗那ちゃんだった…。 「なに…? 和泉、この子と知り合い?」 菖が不思議そうに聞いてきた。