隣にいるだけでドキドキしたり胸が温かくなったり、つい目で追ってしまったり、他の女の子が隣にいるだけでムカムカイライラしてしまったり胸がギューッと苦しくなる。




私が竜也に向けるこの感情は恋愛の“好き”なんだって。




今まで分からなかったこのもどかしさが解決し、竜也に対してどんどん好きになっていく自分がいた。


それとは裏腹に、兄妹の関係を崩したくないという感情が私を押し潰していた。


隼人と一度付き合ってよく分かった。


私はやっぱり竜也が好きなんだって。


私には竜也が必要なんだって。


改めて思い知らされたよ。




竜也…


私は竜也から告白された時、嘘なんじゃないかと思った。


でも竜也の瞳は真っすぐで、私を優しく抱きしめてくれた。


あぁ…私は…竜也を好きでいていいんだ。


この時本当にずっと竜也の側にいたいと思ったよ。




色々とあって紆余曲折したけど…思いが通じてよかった。


一つになれて凄く嬉しい。


竜也の側にいれて幸せだよ。




竜也大好き…。




愛してる……。




【完】