☆男目線☆ 【完】

だんだん大降りになり、全身がびしょ濡れで凍えるように寒い。


『早く帰りたい…。』


私はそう呟くと、走る速度をさらに上げた。


徒歩15分の道のりを走ったら5分でついた。


勢いよく家のドアを開け、中に入った。




―バタン


『…ハア…ハア…。』


乱れる呼吸を整えているとパタパタとこっちに駆け寄ってくる足音が聞こえてきた。


「あらっ瑠羽ちゃんびしょ濡れじゃない!!ちょっと待ってて!!」


ママはアワアワと焦りながら走って行ってしまった。


きっとタオルを持ってきてくれるのだろう。


私は靴を脱ぎ、濡れてしまった靴下を脱いだ。


ちょうどママがバスタオルを持ってきてくれワシャワシャと頭を掻き回すように髪を拭いてくれた。


そのままお風呂へ連行され服を脱がされた。