☆男目線☆ 【完】

隼人の温もりが手に残りながら、席についた。




―ガラッ


勇「おーいお前らHR始めるぞー。


あれ?早瀬がいねぇじゃねーか。
誰か知ってるか?」


私の前の席にいつも座る竜也。


鞄が横にかけてあるだけで、その席は虚しく孤立しているように見える。


いつも目の前に竜也の背中があって、たまに触れたくなる。


そんな竜也の姿が今はいない…。


最後に見た竜也の冷めた目…怖かった。


全てを拒絶するような…。


勇「まぁいい。すぐ来るだろう。」


勇っちはそう言うとHRを始めた。


結局竜也は来ないまま1限目が始まった。






お昼休み


竜也が来ないままお昼休みになってしまった。


心配になって席を立ち、教室を出ようとしたら秀に止められた。