竜「また今度作ってほしい」

と照れながら部屋に戻っていった。


瑠偉「あいつも可愛い所あるね♪」


うん。あんな優しい顔も出来るんじゃない…。
無表情でいるよりずっと良いよ。いつも笑っていれば良いのに…。


竜也は他人と壁を作っている気がする。


まだ私達にも心を開いてない。


竜也の事が知りたい。


だって私の家族でお兄ちゃんだもん。


少しずつでいい。


竜也の凍った心を、私が溶かしてあげたい。


少しずつ


焦らずに少しずつ…







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