☆男目線☆ 【完】

「当たり前だ。それに俺や麗達も、どちらも選ばれてんだよ。」


『竜也が女装……?』


ひらひらのメイド服とか着せたらフランス人形になりそう……。




『ぷッッ』


私は思わず吹き出してしまい、横から竜也に睨まれた。


「誰がフランス人形だって……?」


え……。


思考を読まれた?


ってか声に出てた?


横には先程とは似ても似つかない般若の顔した竜也が。


一気に背筋が凍った。


『いやー…空耳じゃない?』


頭に片手を添え、あはは…と誤魔化し、苦笑した。


顔に冷や汗が流れる。




その後、スーパーに着くまで始終無言で、内心汗がタラタラだったが、竜也の好物のカカオ86%のチョコレートを買ってあげたら機嫌が直ったので、ホッと安堵の溜め息を吐いた。




スーパーを後にした2人は仲良く手を繋ぎ帰路についた。その後姿を映す大と小の影を夕陽が微笑ましく見守っていた。






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