1年の校舎に向かい、瑠羽は教室のドアを開けた。


―ガラッ


『おっはよー♪』


ムギュッ


麗「おはよッ瑠羽ちゃん♪」


クラスに入ったと同時に抱き着いてきた麗。
瑠羽の頬をすりすりと頬擦りしている。


うーん。麗のお肌は赤ちゃんみたいにツヤツヤピチピチだ。
羨ましい。


隼人と翼が即座に動き、ベリッと麗を剥がした。


隼「はよ。」


翼「おはよ〜。今日転校生来るらしいよ〜」


『へー』


関心の無い瑠羽は、適当に受け流し、自分の席についた。




キーンコーンカーンコーン♪


―ガラッ


「お前ら席つけー」


チャイムと同時に鈴木先生が教室に入ってきた。