☆男目線☆ 【完】

『なんだって?』


私は俯せに寝転がり両手で顔を抑えながら竜也を見上げた。


「今週末泊まりがけで海行こうだって。」


ドサッとソファーに座り直し、こちらに顔を向けて頬杖をついた。


『泊まりがけかぁ〜ならさ、あずと日向も誘っていい?』


「良いんじゃない?」


『じゃあ連絡しとく〜』


私は携帯を開き、ピピッとメールを2人に送信した。




瑠禾「お兄ちゃん達には誘ってくれないのかな〜?」


『あれ、まだいたの』


瑠偉「まだいたのってお兄ちゃん悲しいッッ」


『………。』


瑠偉「無視!?お願いだから無視だけは止めてーーッッ(泣」


瑠偉兄が泣きながら私に引っ付いてくる。


『もうっ分かったから離れて!!』


「瑠羽〜」


私に抱き着いたまま頬にチュッチュッとキスをしてくる。

もう瑠偉兄は家族の中で一番甘えたなんだからっ