☆男目線☆ 【完】

『白桜ホテル………。』


《分かった!!いますぐ行くから!!―ブチッ》


ツーツーツー…




はぁー…

嵐が過ぎ去った……。






「あの君は……」


ふと後ろから声をかけられ振り向くと、長身の顔が整った穏やかな表情の男性が立っていた。




『何か……?』


「失礼。ご紹介が遅れました、私城ケ崎帝(ジョウガサキ ミカド)と申します。」


彼は端正な笑みを浮かべ会釈した。


『城ケ崎……城ケ崎コーポレーションの方ですか?』