「だってじゃない!!お兄ちゃんは3年生の時にはもう5年生の問題をやっていたぞ!それに、運動もできないのか?お前は・・・」 この人はいつもそうだ。お兄ちゃんと私をいつも比べる。 お兄ちゃんはお兄ちゃん。私は私なんだからちゃんと私を見てよ・・・・ 「あなた、もうそれ位でいいでしょう?椎は女の子なんだから、もう少し自由にさせたらどうです?」 お母さんはいつも私を庇ってくれる。私の唯一の味方だ。