「潤…どうして部屋に居るの??」 「今、気付いたのか??鈴がドンドンッてやっても返事しないから、勝手に入った。」 「違う、だからなんで部屋に来たの??」 「鈴の部屋の電気が点いてたから、鈴が起きてると思って。オレ、鈴に話がある。」 潤は真剣な顔をして言う。 何だろ、話って。 「何??話って。」 「鈴、今日変だったから…何かあったのかと思って。」 潤が悲しそうな顔をして聞くから、私は… 「そう??何にもないよ。」 ワザと明るく答えた。