そうか、あのとき写真を撮られてたんだ。 それで、写真を見た女共が鈴にイジメを。 でも、あの写真を鈴が見たら… 鈴は何も悪いことしてねぇじゃねぇか。 悪いのはオレだ!! オレが鈴に"あんなこと"をしなければ。 オレは咄嗟(とっさ)に鈴を追いかけた。 階段を降りて、靴箱に向かう。 でも、鈴の姿は何処にもない。 「もう、帰ったか…。」