「お前のことだから、まだ寝てると思って起こしに来てやったんだよ。」


…でも、ありがとうなんて言わないもん。


私、ひねくれてるから。


「おせっかい、ありがとうございましたー。」


私は嫌味な言い方をして、潤に近づいてべーっとした。


すると、潤は怒ったのか帰ってしまった。


何よ、ちょっと意地悪しただけじゃない。