…オレは鈴を好き過ぎて、今日みたいに苦しい時がある。


そんな時は鈴にちゃんと話そう。


話せば何かが変わるかも知れない。


『石焼~芋、焼き芋~♪♪』


突然の音に驚いて、我に返る。


今、オレ…急激に顔が熱くなる。


「鈴、行くぞ。」


鈴から離れて、歩き出す。


「うん。」


鈴は後から付いて来た。