だって辛かった。


あの部屋に居ることも、鈴の顔を見るのも。


鈴の部屋を出て、改めて感じたこと。


「オレ…フラれたんだ。」


オレは自分の部屋に戻ると、直ぐにベッドに寝転んだ。


何もかもがどーでもよくなった。


「オレ、告白なんてしなきゃよかった。」


我慢出来なかった自分への苛つき、鈴への苛つき。


「何で鈴はオレのこと好きじゃないんだよ…。」