「由香??」 由香が悲しそうな顔をしたから覗き込む。 「私は鈴になりたかった。」 「由香…。」 私が由香を慰めようとした時、ベランダの方から声がしたから振り向くと… 「鈴、言いたいことがあるんだけど。」 そんな時に運が悪いものだね、人生って。 「…潤!!」 なんでこんな時に。 「オレ、言いたくて。」 「何よこんな時に…早くしてよね。」 「うん、オレ…鈴のことが好きだ!!」