「そっか、じゃー家行こー!!」


私は由香の手を引く。


なんか…嬉しい。


すると由香が突然、喋った。


「ねぇ、鈴って潤君の隣の家に住んでるんだよね??」


由香は首を傾げる。


「うん、そーだよ♪♪」


「鈴は…小さい頃からずっと、潤君と一緒にいたんだね…。」


由香の声が急に小さくなる。