程よく日に当たった 
 
コンクリートの地面の上に 
 
這いつくばるようにして 
 
二人の男の子が格子から外を眺めていた。
 
 
こんな田舎なんて 
 
上から見ようと下から見ようと 
 
面白くない事に変わりはないのに
 
彼らは何をしているんだろう.... 


 
つと 
 
あの女の子が思い出したように 
 
そして 少し諦めたかのように 
 
顔を上げた。