「~てくんない?」 
 
やっと一人になったと 
気を抜きすぎて何を言われている 
のか全く分からなかった。 
 
それより まず 
隣に気づいたら人がいたことの方が 
驚いた。
 
「ふあっ!!」 
 
どのぐらいのスピードでかは 
分からなかったが 
 
瞬時に自分の口から 
効果音のような 
情けない一言が漏れた。 
 
本当に情けない。 
 
あぁ。何をやっているんだろう自分は...。 
 
さっきの恐るべき自信はどこへ行ってしまったんだろう。