「へぇ。」 嘉は冷たく、言った。 「じゃあ俺が行ったほうがよかったかな?」 「いや、紅蛇は実質動けなくした。 幹部は全員病院。 残ってんのは槇原と下っ端だ。」 蓮士が答えた。 どうして潰してしまわなかったんだろう。 「そっか。で、大丈夫なんだよね?」 「ああ。翔太‐ショウタ‐をつけてきた。」 ………主語がないから何の話なのかわからない。 でもそれは私だけみたいで、誰も口を開かなかった。