「へぇ…侑希ってちょっと変わってる。」

「普通よ。誰だってこうでしょう?」

「いやいや…。普通だったら俺と話しすらしてくれないし。」



寂しい人なのか……かわいそうね。


私が言えたことではないけれど。




「…寂しいの?」

「は?…あ、いやっ!!友達がいないわけじゃねぇんだよ!!」




違うの?

だったら……何?




「みんな、俺のチームを気にしてさ。」



なんのチームなんだか。


私は、変わらず無表情で



「ふうん。」




とだけ返した。




「やっぱりそれだけ?」



李玖は少し微笑みながらそう呟いた。