そんなことを思いながら私が隣からじっと見ていたからだろうか。 急に楓がこちらを向いて言った。 「なんだよ。どうかしたか?」 「いいえ。ただ、見てたの。」 可愛い、なんて言ったら楓は多分怒ってしまうだろう。 「なんでだよ」 楓は少し頬を赤く染めて、そう言ってきた。 赤くなるなんて… 暑くなったのかしら。 「なんとなく、よ。楓は外見と中身が全然違うのよね。」 私がそう答えると、楓は眉間にシワを寄せて不機嫌そうに 「見た目通りがよかったかよ。」 と言った。 私はふっと笑って口を開いた。