楓と私はゆっくりと屋上に向かっていた。 ついに、桜華に対面するんだわ。 あの、まっすぐすぎる目をした銀色に。 そう思うと、行きたくないような気がした。 あの人は、私の何かを大きく動かす。 それは… 私が失った何か なのかもしれない。 ギィィィ 重たい、鉄がこすれる音がして、屋上に着いたことに気がついた。 来た。