華〜ハナ〜Ⅰ【完結】




早いな…

私が一番かと思ったのに。



「嘉、早いのね。」

「侑希ちゃんも。でも早くくるんじゃないかな、とは思ってたけどね。」



嘉はそう言ってフッと笑った。



「どうして?」

「ん?何が?」

「どうして早く来ると思ったの?」




そう。

なんで嘉はそんな風に思ったんだろう。

まさか私が夜、あまり眠れないことが分かってる?




「なんとなくだよ。心配しないでいいよ。」



…心配なんてしてないけど。