華〜ハナ〜Ⅰ【完結】





俺は、またまだ明るい繁華街を避け、あまり人のいない道をバイクでゆっくり走っていた。


バイクを走らせながら考えたのは侑希という女のこと。



…そしてあの目。



光がない…というか、闇そのもの?みたいな雰囲気が漂っていた。


しかも、あの美し過ぎる容姿がよけいにその目を引き立たせていた。



それに、なんだか懐かしい感じがしたこと。


なんだったのだろう…。





俺がそんなことを考えているうちに、家に着いた。

バイクは端に停め、部屋に入る。

人気の無いここは、俺にとってはものすごく居心地の悪い場所だった。