「…で、どういうつもりだ?」


さっきの弘夜に向けた声とは似ても似つかないような低い声を出す蓮士。



「俺らになんか用でもあんのかよ?」

「…それは、こっちの台詞だったんだがな……」



金髪が、困ったように眉を寄せて言う。


こっちの台詞?

どういうことだろう…



「なんで桜華のヤツがここの文化祭に来てるんだよ。喧嘩売りに来たんじゃねぇのか?それとも、偵察とか。……なぁ?」




金髪が話すのかと思ったら、女みたいな顔をした小さい男が話し出した。



「はぁ?何言ってんだよ?」


李玖の言う通り。

小さい男が言ったことは…なんの根拠もない。



「俺はダチに誘われて来たんだっつーの!

さっきから何回も言ってんじゃねぇか!」



顔を上げた弘夜が言う。




「じゃあそのダチを連れて来いよ!」

「だから探してたらお前らが俺を捕まえたんだろうが!!」




…弘夜が絶叫。


ていうか、この人達ってホントにNo.2なわけ?


なんていうか…桜華とはまるで雰囲気が違う。