次の日。
楓は学校に行かなかった。
まぁそんなことはよくあるので、誰も気にはしなかった。
しかし楓は、城にも顔をださなかった。
これには桜華のメンバーも驚き、心配した。
ただ蓮だけは昨日楓に何があったのかを知っていたので、うまく説明していた。
蓮は楓を気にしていつもより早く家に帰った。
楓は一日中ベッドの中にうずくまり、食事もとらないほど。
「楓、メシくらい食えば?」
「…うん。」
小さく返事はするものの、起きては来ない。
蓮には楓が何を考えているのかは分からなかった。
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