全員の自己紹介が終わると、どっかりとソファに身を沈めていた陽斗が起き上がった。 「桜華の総長は俺だ。一応、初代だな。」 …初代。 この時の桜華はまだ、地元で知られている程度。 ただ、強さは全国レベル。 それは桜華の設立に関係のある信念ゆえだった。 この日から四人は正式に桜華のメンバーになった。 チーム同士の抗争に加わり、陽斗の代で県No.1に上った。