四人が立ちすくむ目の前には。 ―――まさに、城。 見上げるほどの白い壁 いくつもの窓 何より、目にとびこんでくる階段。 …テレビとかで見たことある、 と思わせるすごいくらいの階段。 「ここが“城”だ。 まぁ、新入りは応接室で話があるからついて来い。」 陽斗さんはそう言うと階段の横のボタンを押し、エレベーターに乗って3階に上がり、四人をどこかの部屋へ連れていった。 入った部屋にはテーブルとソファが置いてあり、そこには何人かの人が座っている。