「はぁーっ。疲れた!」 楓がゴロンと地面に転がる。 その周りには、意識を失った男達。 「楓、ありがとな〜」 蓮が近付く。 楓の近くに李玖が座り込んだ。 「嘉、ありがとね?」 立ったままの嘉に楓が声をかける。 「ううん。楓も蓮も強いね。」 返り血を一滴も付けず、笑顔も崩さなかった嘉。 「お前ら意味分かんねぇ!!」 そう言いながらも目をキラキラさせている李玖は、満面の笑みで。 「李玖はなんもしなかったな!」 クスクス笑う楓。 四人は座り込み、笑いあった。