パッチン。 楓の目の前で、手が叩かれた。 やっと周りに意識が行く。 そこには眉を寄せた蓮がいた。 「…帰ろうか。」 蓮はそれだけ言うと楓の荷物を持って家への道を歩きだした。 楓も、しばらくその背中を眺めて歩きだした。