エリカだ… 楓は一日ぶりに見るエリカに、涙が出そうだった。 なんとなく… 「おかえり」といつもの笑顔で言ってくれるような気がして。 でも…… 「どうして来たの?出て行ってって言ったでしょ?」 エリカは冷たい目をしてそう言い放った。 …やっぱり。 楓は目を伏せた。 「でも調度良かった。 楓にはここを出て寮に入ってもらうから。」 エリカはリビングを出て楓の部屋へ行く。 楓もそろそろとついて行くと、部屋は綺麗に片付けられていた。 多分すべての荷物は部屋の真ん中にある、あのダンボールの中。