華〜ハナ〜Ⅰ【完結】





蓮は「は…?」と口を開け、

「そうだけど…」

と答えた。



「俺っバスケしててっ…!」


圭祐が話を始める。



「琉川さんのプレーに感動しましたっ!」

「俺も!」

「俺もなんですっ!」





「……は?」






蓮は異様な雰囲気の圭祐達にたじろぎながらも「ああ…バスケか…」と漏らした。


蓮って、バスケしてたんだろうか?




「俺、初心者だから。上手くねぇし。」



真顔で蓮が言う。




「「「しょ…初心者っ!?」」」



皆の声が被る。



「あれだろ?急遽出ることになったバスケの練習試合だろ?」


蓮は思い出すように言う。



「俺、あんとき初めてボール触ったんだ。

だから、上手く見えたのは幻覚。」




圭祐達は固まってしまって動かない。