華〜ハナ〜Ⅰ【完結】





楓は蓮を待つ間、圭祐たちとバスケをした。




圭祐がシュッとボールをリングに入れたとき、校内に黒い車が入ってきた。



「なんだ、あれ?」


指で器用にボールを回しながら圭祐が近付いてくる。

圭祐の一緒にバスケをしていた男の子も集まる。




車の運転席から、男が下りて後部座席のドアを開ける。

そこから下りてきたのは……


「蓮………」


と小1くらいの女の子。




楓が蓮に手を振ると蓮が微笑んだのが分かった。



そして蓮はすたすたと歩いて来る。




すぐ近くに来た、と思うと。




「あのっ!!」



楓の横の圭祐が声を上げた。