……起きない。 どんなに待っても蓮は起きなかった。 時計がないため、何時なのかも分からない。 「蓮!起きてよ!!」 「ん゛………は?」 目を開けた蓮は楓の顔を見て意味が分からないというような声を上げた。 「起きた?」 「あ〜…起きた起きた。」 蓮はまだ眠そう。 でも楓は学校に行かなければ、と思ってウトウトしている蓮を放って朝食を食べた。 「ん?楓、メシ作った?」 「うん。蓮も食べれば?」 もぐもぐと口を動かしながら言った。