華〜ハナ〜Ⅰ【完結】




どうしよ。

道もわかんないや…。

もう行かなくてもいいかな〜



なんて楓が考えていると。



「明日は俺が楓について行ってやるよ。

学校、行くんだろ?」



蓮が笑みを浮かべて言った。



「ありがと。」


楓も笑うと蓮も「いいんだ」と笑った。






「ふわぁぁ…」


楓は無意識にあくびをした。



「もうおせぇから寝れば?」


蓮がそう言う。

そんな蓮は紙袋から取り出した本を読んでいた。



「蓮は?」

「俺ももうすぐ寝るし。

楓はむこうの部屋な。」



蓮は扉を指差した。




「おやすみ。」


楓が言うと蓮も「おやすみ」と返した。