放課後は圭祐と、圭祐のバスケチームの子にまじってバスケをした。 この時にはもう二人とも女の子のことなど忘れていた。 「じゃあ俺らはバスケ行くな?」 圭祐の言葉に 「また明日ね。」 と楓が返し、家に帰った。 ガチャ 「ただいま〜」 誰も返事は返してくれなくても、楓はちゃんと「ただいま」と言うようにしていた。 「おかえり」の言葉はないのに、リビングからは人の声がした。