楓は混乱した。 どうして知らない男がここにいるのか。 どうして自分の名前を知っているのか。 そう思っているなかで、ふと思い出した。 ゴウ…確か昔にエリカが名前を呼んでいた。 あの、明け方に家に来ていたらしいあの男… その男が、どうしてここに? 「なんで…ここにいる……?」 ゴウの目を見ながら楓はそう言った。 ゴウは目線を楓に向けて言った。 「エリカから、聞いてねぇのか?」 楓はあまりエリカと話していなかった。 そのためエリカの最近のことなど何も知らなかった。