何日か、そんな日が続いた。 楓が帰ってくるとエリカが家を出ていく。 同じ家に住んでいながら、すれ違った生活を送った。 ある日の朝方。 ガタガタッ… という音で、楓は目を覚ました。 …何だろう。 と興味を持っていながらも、なんだか胸騒ぎがして部屋から出られずにいた。 「ゴウさんっ…!楓が起きるから…っ!」 ゴウ…? 聞いたことのない名前をエリカが呼ぶ。 「楓って子に会いてぇな!」 男の声が、楓の耳に入る。 それは家で、始めてきく男の声だった。