「じゃあさ、たまには二人でバスケしような?」 ごろん、と圭祐が楓のほうを向いて言った。 「うん!もちろんだよ。」 楓も圭祐のほうを向き、満面の笑みで答えた。 「けーすけーっ!!! なにやってんのーっ!!!」 「うげっ……やば……」 突然聞こえた女の子の声に、圭祐が苦い顔をした。 「どうしたの?」 楓が尋ねると、 「杏奈だ……」 「あんな?」