「ふぁ〜…」 リビングに楓のあくびの声が響いた。 「疲れた?」 エリカの言葉に「ん…」と楓は眠たそうに答えた。 「もう4時だ…。 あたし、仕事行かなきゃ…」 楓はエリカの方をチラッと見て、再び勉強を始めた。 エリカは部屋に入っていき、リビングには楓一人になった。 楓は、エリカが何の仕事をしているのか知らなかった。 ただ、母親が仕事に行くと言っていたのはいつも朝だったため、気にはなっていた。 でも、楓が聞いてもエリカはなにも答えてはくれなかった。