「エリカ……」 幼い楓は、最近ずっとエリカだけに頼って生活してきた。 それだけに、そのエリカが弱っている時どうすればいいのかが分からなかった。 だから楓はひたすら震えるエリカの背中をさすりながら「泣かないで」と繰り返した。 「…ゴメンね、楓。 もう大丈夫だよ…。」 何十分か経ってから、エリカが顔をあげて楓に笑顔を見せた。 楓はエリカにぎゅっ…と抱き着いた。 「もう、大丈夫だから… 心配かけてゴメンね。」 今度はエリカが楓の背中をさすりながら言った。