「…楓。朝よ。」 エリカが楓に呼び掛ける。 その声を聞いて楓は目を覚ました。 「目が腫れてる。いま、タオルもってくるから。」 そう言ってエリカは部屋を出た。 「はい。交互に目にのせるの。」 蒸しタオルと冷やしタオル。 楓はそれを交互に乗せて目の腫れを治した。 その間にエリカは朝食を作っていて、腫れが引いた楓はタオルを持ってリビングに行った。 「ああ、楓。ちょうどよかった。ご飯食べよう。」 化粧もしてない スウェットを来たエリカ。 朝日に照らされたエリカが、楓にはとても綺麗に見えた。