華〜ハナ〜Ⅰ【完結】





「…楓。朝よ。」




エリカが楓に呼び掛ける。


その声を聞いて楓は目を覚ました。




「目が腫れてる。いま、タオルもってくるから。」


そう言ってエリカは部屋を出た。








「はい。交互に目にのせるの。」



蒸しタオルと冷やしタオル。


楓はそれを交互に乗せて目の腫れを治した。



その間にエリカは朝食を作っていて、腫れが引いた楓はタオルを持ってリビングに行った。




「ああ、楓。ちょうどよかった。ご飯食べよう。」



化粧もしてない

スウェットを来たエリカ。



朝日に照らされたエリカが、楓にはとても綺麗に見えた。