華〜ハナ〜Ⅰ【完結】




私はスースーと寝息をたてるユズキの頭を撫でた。




ふと耳を澄ますと、バタバタと人が走る音が聞こえた。






バタバタッ

ガチャッ





私は開いたドアを見た。



そこには、驚きと心配、焦りの含まれた表情をした蓮士、嘉、李玖、楓、結都の姿。







「侑希……大丈夫か?」



少し、遠慮ぎみに楓が口を開いた。



ふわふわと髪の毛が風に揺れている。




「大丈夫よ。楓こそ…大丈夫なの?」



心なしか楓の顔色が優れない。




「……侑希っ!!」




泣きそうな顔をして、楓が私に飛びついてきた。





「どうしたのよ…楓。」



私の腹部に顔を埋めた楓の頭を撫でる。