華〜ハナ〜Ⅰ【完結】




「おねーさんっ!
そんな顔しないの!」





……私一体、どんな顔してたんだろう。



「ふぁぁあ……」



ユズキが、口元を押さえながら大きくあくびをする。




「いくら僕でもね〜あんな容量の大きな人が通るとキツイんだ〜。眠たいよ〜。」



そう言ったユズキは、もごもごと私がいるベッドに入ってきた。



「あったかいね。お姉さん、おやすみ。」





そう言って、眠りについた。










私は、眠ったユズキの柔らかな髪の毛を梳くように撫でる。



こうして触れるのに、幽霊だなんて信じられない。

あったかいなんて、感覚もあるのに…

やっぱり信じられない。



でもそこが、特殊なのかもしれない。





そんなとき。




ガッシャーーン!!!!!!!!!!









大きな音をたてて窓が割れた。